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2007年2月22日 (木)

猫の日

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実は全然知らなかったのだが、本日2月22日は、「猫の日」なのだそうな。(ちなみに「犬の日」は、果たして1月11日か、11月1日か?)
だからというわけではないが、猫好きの友人たち(もちろん家には歴とした飼い猫有)と、猫カフェなるところへ行ってきた。犬派の私が、何故突然「猫カフェ」なのかというと、話せば長くなるので割愛する。要するに、そのシステムに興味があったのだ。カフェと銘打ってるが、実は全然カフェじゃない。さしずめ「ドッグ カフェ」なら、自分ちの犬を連れてって、飼い主同士がお互いの犬の可愛さを自慢しあったり、褒めあったりするところ、というのが常識。ところが「猫カフェ」のシステムは全然違う。

先ず、店には可愛い猫ちゃんたちがいっぱいいる。客は、全く人見知りせず、恐ろしく人なつこい猫ちゃんたちと思う存分遊び、遊び足りなければ延長し放題。常連になると、指名も可能。なんなんだ、このシステムは!? ・・・所謂「キャバクラ」? 猫キャバ?? もしかして、アフターもありか? 寿司屋に連れてって、猫が美味しいお刺身を食べ、人間は残った酢メシを食べるのね。

しかし、可愛かったなぁ。
三十年以上ぶりくらいに、猫と触れ合った。
親戚とか友人宅に飼われてる猫なんて、来客には、「逃げる」「隠れる」「シカトする」という接客態度の輩ばかり。間違っても触らせてくれたりはしない。私が子供のころ(就学前)、外で拾ったり、交渉して貰ったりした猫を、二度ほど家で飼ったことがあるが、2匹とも、私のことをとても嫌っていた。私は猫が大好きだったのに、全然遊んではくれなかった。そして、2匹とも、1年たったら家出していた。
私は猫が(少し)嫌いになった。

とまれ、ここの猫ちゃんたちは、驚くほど人懐っこく、可愛らしく、看板に偽りなし、でした。
「キャット カフェ  RIEN」
http://www.rien222.com/cafe/event/event.html

※ そして帰宅後、気がついた。
猫って、ホントに足音させない生き物なんだ。犬は、タロー程度の小型犬でさえ、カッカッカッ・・・コツコツコツ・・・と、小刻みなその足音のうるさいことといったら。しかし、犬と暮らして既に十数余年。この小刻みな足音に慣れてしまったからなぁ。足音もなく、気配もさせずに近寄って来る生き物とは、多分怖くて暮らせないだろう。そして、あんなにふにゃふにゃで、綿菓子みたいに儚げな生き物に対して、「こん畜生ッ、出てけ〜」だの、「待てっつーのがわかんねぇのか、このバカ野郎っ」とか、とてもじゃないけど、言えないもん。

2007年2月18日 (日)

どろろ

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娘は絶対つきあいたくない、と言うので1人で観てきた。
しかし、娘がいやがった化け物のCGシーンはどことなくマンガチックで、それほど怖くなかったと思うが。それよりなにより、柴咲コウの、美人女優とは思えないはじけっぷりのほうがある意味怖かったぞ。

全体的な感想としては、荒唐無稽な手塚治虫のマンガの世界をよく頑張って表現したな、という感じ。原作で特に印象に残っているのは、百鬼丸が腕を取り戻すところなのだが(確か、もの凄く苦しんだあとで、「いままで取り戻した体の中で一番の大物だからそれだけ変化が大きい」みたいなこと言ってたと思う)、映画では案外あっさりながしてた。父親を徹底的な悪に描いていないところにも、やや中途半端な印象をうけた。
が、個人的には、妻夫木聡の綺麗な顔をたっぷり堪能できただけで満足、満足。とりあえず、お金払って劇場で観るだけの価値はある。

2007年2月 9日 (金)

うにとフォアグラ

曙橋「くっちーな あまの」にて、今年何度目かの新年会。ちょっと遅すぎる気もするが、まあ旧正月が近いということで。異業種同世代の女ばかり総勢9名。いつもながらにかしましい。料理は、これだけは絶対に入れてくださいと予約時に注文した2品以外、おまかせで。シーフード、クレープ包み、メインのフォアグラ牛フィレまで、全5皿&デザートで、一人5250円。うにと牡蠣とフォアグラが使われていて、この価格。しかも、超絶美味。本当にいいお店だ。この会も、2000年ころからスタートして、もうかれこれ6、7年。新しいお友だちを迎えつつ、よく続いている。決してベッタリした関係ではないが、近づいたり離れたりを繰り返しながら、ずっとつきあっていく仲間なのだろうなぁ、と思う。最近結婚した二人の話を中心に、それぞれの近況報告など。あっという間の3時間強だった。

「クチーナ アマノ」
http://tokyo.gourmet.livedoor.com/restaurant/info/25111.html

2007年2月 4日 (日)

舞台 『花と蛇』

友人に誘われ、下北沢・本多劇場で観劇。
久しぶりの下北沢。久しぶりの観劇だ。しかも、なんとなんと、演目は、あの団鬼六先生の「花と蛇」だと!! 月蝕歌劇団という劇団ははじめて知ったが、この小説を芝居として上演しようというのだから、並の劇団ではあるまい。鬼六先生はときどき読み返すが、代表作ともいえるこの小説だけは何故か未読。確か、お金持ちの奥様が拉致監禁されて陵辱され、縛られたり、辱められたり、あんなことこんなこと・・・・というようなストーリーだったと思う。マジで、これ芝居でやるの? しかも、プロの緊縛師(そういう職業があるということは、かつてポルノ映画やAVの仕事していた友人から聞いて知っていた)も出演するという事前情報あり。期待。期待。

物語は、「花と蛇」の基本ストーリーに、「無残花物語」(こちらは既読。仇討ちの姉妹が敵の奸計によって虜となり、陵辱された挙げ句、女郎に仕立て上げられるという時代もの)という別の物語を絡めるという手法。時代劇と現代劇が交錯するため、シーンがコロコロ変わり、とりあえずは、あきない。しかし、これが、所謂アングラ芝居、というやつか? 生まれてはじめて観た。主演女優さんはじめ、数人の女優さんはマジでおっぱいだしてるし、縛られてるし。おパンツの中も、前のほうの席なら透けて見えそうだし。ラスト、主演女優が大股開きで吊り上げられたところはまさに圧巻。緊縛師(一見舘ひろしの偽物みたいだが)、縛る縛る。これがプロの技なのね。(女優さん、赤ふん締めてるとはいえ、まわりははっきり見えてしまうので、ヘアの処理もきちんとしていた模様) あくまで作家的興味だが、通常よりやや緩くする、という条件で、一度縛っていただきたいような気がしてきた。
ちなみに、この月蝕歌劇団には、「暗黒タカラヅカ」という異名もあるそうで、よくぞここまで禍々しい歌を、と思うような不気味な歌が、劇中いっぱい歌われていた。音楽は、寺山修司ファンにはたまらない、あの、J・A・シーザーさん。空腹だったはずなのに、観終わったらお腹いっぱい。今年の観劇口あけにはまことに相応しい作品でした。誘ってくれた友よ、ありがとう。

2007年2月 2日 (金)

元気ですか?

そのひとは、私がHPを作って、まだまもないころ、ちょくちょくサイトに遊びに来てくれたファンの一人だった。
幸か不幸か、知名度が低い上に、どちらかというとアナログな読者が多いらしく、ネット上にホームページを開設しても、訪問してくれるファンは本当に少なかったと思う。だからかもしれないが、インターネットで知り合う見知らぬ人たちに対して、私はかなり無防備だった。サイトの掲示板に熱心な書き込みをしてくれるファンのひとと、個人的なメールのやりとりもした。幸い、私のサイトにきてくれる人たちは、本当に私の著作をよく読み込んでくれて、真面目な感想を寄せてくれる方々ばかりだったので、その交流は、私にとっても、とても心地よいものだった。
そのひとー以後、《彼》と呼ぶーも、そんな真摯なファンの一人だ。

彼は関西方面に住む(当時)25歳の青年で、いままでにただ一度だけ催した公式サイトのオフ会に、わざわざ上京してまで参加してくれた。慣れぬ東京で迷ったりしては気の毒だと思い、私は自分の携帯番号とアドレスを教えたが、それに対して、「ぼくを信頼してくださったのは嬉しいです。でも、見ず知らずの人間に、プライベートな携帯番号やアドレスを教えるなんてダメですよ!」と、まるで分別くさい年上の男性のような口調で、怒られてしまった。実際に会ったときの彼の印象は、10歳以上も年下とは思えぬほど落ち着き払った、だが、よい意味で純粋そのものな青年だった。
そしてそのオフ会後、彼は私にーというか、私の家族に対してかなーいろいろな贈り物をしてくれるようになった。日本各地の美味いもの。ラーメン、うどん、そば・・・・。子供が歓びそうなポケモンの縫いぐるみ。ムーミンのお茶碗、お皿、カップ・・・・。彼は郵便局に勤務していて、贈り物は、すべて郵便局が主催している「うまいもの便」とかではあったけれど、決して安価なものではなかった。それを、「ノルマがあるもので。ご迷惑じゃなかったら受け取ってください」と、まるで言い訳みたいに、彼は言い、送り続けてくれた。
困惑しつつも、「ファンて、そういうもんだよ」「黙って、もらっときゃいいのよ」と言ってくれる編集さんの言葉を、当時半ば信じつつも、私はやはり黙っていられず、クリスマス、バレンタイン、バースデー、といったアニバーサリーの折には、なるべくお返しするように努めた。たいしたものではなかったけれど。
彼が、私に対して、物語の作者に対する敬意以上の感情を抱いていたとは、夢にも思わない。思い上がっても、いない。そのころ既に私は三十半ばを過ぎ、子供もいた。彼は、二十代の青年だ。

そんな彼から、ある日、病気のため、長期療養が必要になり、休職して入院することになった、という連絡があった。そして、いつもなにか差し入れを贈ってくれる際の、押しつけがましくない口調で、「新刊をチェックできなくなるのがつらいです。お暇なとき、なにか送ってください」と。私は、もとより、時間の許す限り、彼の好みそうな新刊本を送るよう努めた。それとともに、偽善にみちた気休めのメールも。なにも知らず。ただ、ファンは、作者からのメールを歓んでくれるものだと信じ込んで。

いまとなっては最後となった、彼からの、「実は、癌なんです、という笑っちゃうようなオチなんです」というメールに、私は返信できなかった。気休めの言葉の一言も、思い浮かばなかった。それ以後、もちろん、彼から「うまいもの便」が送られてくることはない。私は怖くて、連絡先を知っているにもかかわらず、自分からは連絡できなかった。もし亡くなっているなら、遺族の方に、一言くらいお悔やみとお礼を言ってもいいだろうに。それが、できなかった。怖かったのだ。怖いし、現実を知りたくもないのだ。

だって、もしかしたら彼は、しばしの闘病後完治して元気になり、そして楽しい恋をしたかもしれないじゃないか。現実に楽しい恋をすれば、当然フィクションとは縁遠くなる。現実の楽しさ故に小説からは遠ざかり、やがて幸せな結婚をしたかもしれない。いまごろは、美人の奥さんと可愛い子供たちに囲まれて、忙しくも楽しく幸せな日々を送っているのかもしれない。若い頃に親しんだ作家の本も、(邪魔になるという理由で)いまは書棚になく、本を、読みたい気持ちはあっても、その時間がないことを、ほろ苦く悔恨しているかもしれない。
そして私は、そんな楽しい想像を、想像のままにとどめておきたいから、だからやっぱり、自分から連絡することはできないのだ。ごめんなさい。私は、ずる賢くて卑怯な人間です。

彼本人がこの記事を読んで連絡してくれることが最上の望み。
そして、「元気ですよ」と、お便りをくれることが。
でも、たとえそれが無理でも、彼のご家族、もしくは親しい友人の方がたまたまここをご覧になってくださることを期待して、私はこの記事を書きました。かつて、私の作品を愛してくださった方々に、いまも「元気ですか?」と話しかけたくて。

2007年2月 1日 (木)

2月だ!!

今日から2月かぁ、としんみりしている暇もなく、確定申告の書類と格闘中。
昨年は収入激減して大赤字だから、会計士の先生、呆れるだろうなぁ。ああ、たいして収入ないのに、なんでこんなに苦労するんだ。毎年やってることなのに、未だにバランスシートの書き方もよくわからん。

そういえば先日、昨年亡くなった叔父さんの家から、毛布が届いてた。所謂香典返し、というやつ。そしたら娘、「おじさんの使ってた毛布? いらなくなったから、送ってきたの?」だって。さすがに、それはないでしょう。子供っておかしな発想するよなぁ。
そろそろ、娘のお雛様も出してやらなきゃ。

映画や芝居も観に行きたいが、全然時間がないなぁ。

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近著

  • 三国志外伝貂蝉記ー翡翠の翼・上
    まだ書店で手に入りそうな著作です。

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  • さくら祭り2009
    これまでに経験したステージ・イベントの記録です。
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