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2007年8月30日 (木)

寺山修司 ~過激なる疾走~

Yoshidaemini2

またまた「月触歌劇団」。http://page.freett.com/gessyoku/
2月に、「花と蛇」を観て以来、半年ぶり、2度目の観劇。しかも、演目は寺山修司伝。これは観ないわけにはいかないでしょう、ってことで、友人に誘われ二つ返事で馳せ参じる。相変わらず、マイナスオーラ全開の禍々しさだが、なにやら不気味な凄みがあって、目が離せない。それに、寺山修司の作品のファンではあっても、作者自身のことは結構知らないことも多かったので、興味深く観られた。殊に、三島由紀夫(劇中では真島だったが)との関係性など、当時の文壇事情がさり気なく盛り込まれていて、なるほどと思った。

前作と同じく、舞台中盤で、帯の綱引きがあったのはさすがに笑えたが。(これって、この劇団の芝居ではお約束だったりするの?)

終演後、三丁目の洒落たワインバーで乾杯するも、お互い、芝居の毒気がしばらく体から抜けず。2軒目、肉の美味しい居酒屋http://nomiyanooyaji.cool.ne.jp/index.htmlで焼酎をあけるうちに漸く本調子に。話もはずんだ。この店、冬はもつ鍋が激ウマなんだが、この日はじめて食べた「鯛出汁湯豆腐」も絶品。シメの雑炊も食べ過ぎるほど食べちゃった。ふぅ〜。

2007年8月20日 (月)

幸せでいてほしい

伊藤仁斎だったかな? (うろ覚え。違ってたらごめんね)
高校ンとき、倫理社会の教科書(か、資料本)で知ったエピソード。
売り出し中の儒学者である仁斎のとこには、しばしば右翼系(昔からいたんだね)の浪士がおし借りにやって来た。しかし仁斎先生、力づくの脅しに屈することなく、言い放ったね。
(押し借りの浪士に)「私には、あなたよりもまず、救わなければならない友人・知人が大勢いる。それらの人々を皆救ったあとでなら、あなたにも施しをいたしましょう。しかし、いま現在、私が見ず知らずのあなたに施しをする謂われはないのだ」と。正直、痺れた。道理だし、ヤクザまがいの脅しにも屈しない。本ばっかり読んでる軟弱な学者じゃないぞ!!

以来、私の信念は、自分で自分を幸せにすること、だ。
この世で一番大切なのは自分自身。だから、自分のためだけに生きようね。
いわば、究極の自分勝手なわけだが、自分が幸せになるためには、具体的にはどうすればいい? 自分1人が笑っていて、自分以外、自分の周囲の人がみんな悲しんでたり怒ってたりする状態が、本当に、自分にとって幸せなのか? なわけ、ないよね。自分が幸せであるためには、少なくとも、家族、そして親しい友人たちは幸せで、一緒に笑っていてくれなくては。で、世界中のみんながそんなふうに思って、家族と身近な友人の幸せを願って生きるようになれたなら、相乗効果で、いつか世界中が幸せになれる、というのが、先ず身近な人から助けてあげようよ、という考えの仁斎先生から学んだ、私の持論。
もうかれこれ20年来唱えているけど、なかなか受け入れてもらえないね。なんでかな? まわりのみんなが不幸で、自分1人幸せで笑っていられたらいい、って本気で思ってるのかな? 私は、自分の一番親しい友人がとても不幸せで毎日泣いてばかりいたとしたら、私自身もすごく不幸だ。

だから(ここから先は私信)、あなたにも、常に、幸せであってほしい。
縁あって出会った大切なお友だちだから。だから、いつも笑顔でいてほしいから。
生きる上での苦しみや悲しみは、いつでも、誰にでもある。口に出しても仕方ないからいちいち
言わないだけで、私だって、決して、十全の幸せを満喫しているわけではない。騙し騙し、日々
自分を宥めすかして偽って、辛うじて、心の均衡を保っているのだ。
だけど、そんなことを、自分が完璧に幸せな状態ではないってことを、わざわざ言葉にしてなんになるの?
言葉にすればするほど、自分自身が惨めになるんじゃないの?

私は、たまたまフラメンコと出会って、これから先の自分の人生が、多分いまより悪くなることはないだろう、と思えるくらいに、フラメンコを好きになった。私がフラメンコを好きになったことで、私の周囲の親しいひとたちも好きになり、そして幸せになってくれた、と信じている。それだけの魅力が、フラメンコにはある。習いはじめのころ、先生に言われた。「フラメンコは人生よ」、と。さもありなん。いまならわかる。フラメンコは人生で、尚かつ宇宙そのものだ。3年習って、やっとそれが理解できた。だから、折角縁あってこの世界に足を踏み入れたあなたも、心を開いて、すべてを赦して、そして、もっと寛くて深い世界に飛び立ってほしいと思うのです。心から。

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近著

  • 三国志外伝貂蝉記ー翡翠の翼・上
    まだ書店で手に入りそうな著作です。

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  • さくら祭り2009
    これまでに経験したステージ・イベントの記録です。
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