« 聖夜 | トップページ | 暮れゆく日々・2 »

2007年12月27日 (木)

アイ・アム・レジェンド

327925view001
たまたま時間があいたのと、レディース・デー故になんでもいいや、と思い観てみたら・・・・
暮れもおし迫ったこんな時季に、途轍もなく重たい映画を観てしまった。
結論から言おう。途轍もなく怖い、そして切なく遣る瀬ない映画だ。

はじまって10分、「あれ、もしかして『バイオ・ハザード』みたいな映画? 私ってば、また間違って入っちゃった?」とビビる(あれはいやな映画だった)。
が、バイ・ハザと同種の怖さは怖さとしても、随所にメランコリックな演出が施されているせいか、矢鱈と重苦しい。バイ・ハザでは勢いとスピードですっ飛ばしていたセンチメンタリズムを、これでもかとばかりに見せつけてくる。これはたまらない。もしバイ・ハザ的-皮相的な作りの映画なら、今日は幸い端の席だったので、はじまって10分で退場も辞せず、と思っていたのだが、15分を過ぎたころから気が変わった。この世にたった1人残されてしまった男の悲しさ、せつなさを見せるのがもしテーマの大半であるならば、それは充分伝わった。とにかく、映画の半分以上は、ウィル・スミスの独り舞台だ。犬と野生動物とゾンビ以外のまともな人間が登場するのは物語の終盤近く。そして、これ以上の皮肉はないであろうほど、彼以外の人間が登場したときからは急展開、物語はアッという間に終焉を迎える。そして、予定調和のラスト。

この手の映画の常として、詳細な説明は最後までなされない。そのため、ともすればディズニー映画同然のリアリティのなさを孕んでいるのだが、所々に鏤められたリアルに悲しいシーン故か、本来は現実味の薄いバーチャルなストーリーを、よりリアルに感じることができた。悲しく切ない別れ。・・・・そして皮肉にも、その別れから、漸く話が動きだす。やっと出会った自分以外の人間に対して、すぐには心を開けない主人公。悲しく、切なすぎるラスト。・・・・いい映画だと思うが、今年最後の映画おさめとしてはやや悲しすぎる。なので、まだ怖くて決心つかないんだけど、年内に、「椿三十郎」行っとくかな。

« 聖夜 | トップページ | 暮れゆく日々・2 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163837/9588314

この記事へのトラックバック一覧です: アイ・アム・レジェンド:

« 聖夜 | トップページ | 暮れゆく日々・2 »

近著

  • 三国志外伝貂蝉記ー翡翠の翼・上
    まだ書店で手に入りそうな著作です。

リンク

フラメンコ

  • さくら祭り2009
    これまでに経験したステージ・イベントの記録です。
無料ブログはココログ