« 先生の発表会 | トップページ | 君に炎上! »

2007年12月11日 (火)

カンテの夜

Live
先月推協の「ミステリー・カレッジ」でご一緒してくださった堀越千秋さんが出演されるカンテライブに行った。
何分あの折は自分の踊りのことで頭がいっぱいで(殊に鬼門のブレリア)、じっくり聴くような余裕がなかったので。が、踊りなしの、ギター&カンテのみのライブなどはじめてで、退屈したらどうしようとという一抹の不安もあったのだが・・・・。
とんでもない。退屈や居眠りの不安は、はじまって10秒でふっ飛び、女性カンテ・川島桂子さんの歌声に茫然と聴き入る。圧倒的声量とその豊かな表現力。この迫力は、残念だがCDやDVDからは決して感じとれないものだろう。そして、「ミステリー・カレッジ」の食堂で(上の空で)聴いたときの印象どおり、堀越さんのソレアは圧巻だった。それは、「芸術」と呼ぶに相応しい、奥深く味わい深い世界。踊りの伴奏のときとは全然違う。いままで、フラメンコのライブといえばどうしても踊りが主体で、ギターや歌は添え物、伴奏と思って聞き流してきたけれど、それは間違いであったと知った。踊りと歌とギターが一体となるステージも素晴らしいけれど、ギター&カンテのこのシンプルな世界もまた、フラメンコの素晴らしい一面なのだ。一緒に行った友人とともに、ときに圧倒され、ときに茫然とし、ときに泣きそうになりながら、只管音に酔いしれた、ムイビエンな一夜だった。これで、1ドリンク付でCDまで貰えて(アグヘタのCDが2枚同時発売になる、その記念のライブだったので)、5500円とは、なんとお得なライブであることか! 大好きだぜ、高円寺カサ・デ・エスペランサ。
とまれ、また一つ、フラメンコの深遠に触れることができた気がする素敵な夜だった。

今日はレッスン日故、昼間通常レッスン2時間受けて、一時帰宅して家族ども(主に娘用)の食事を用意し、満を持して出撃したわけだが、先日の先生のお教室の発表会からたて続けにフラメンコライブだ。もっと習いたいし、踊りたいし、聴きたい、そんな感じ。習いはじめて4年目に入ったが、まさかこんなに、フラメンコにハマるとは、自分でも全く予想していなかった。奇しくも、不思議な縁で小形衣里先生と出会い(なにを隠そう、老母が知り合いだった)、1人じゃ淋しいので朋友・さくらちゃんを強引に巻き込んで・・・・そして、先生の指導力とその人間的魅力故か、いままでなにやっても長続きしなかった私の習い事が、今日まで続いている。その果てに、「ミステリー・カレッジ」のイベントで踊るという僥倖を得、堀越千秋さんとの出会いもあった。産んでくれたことには感謝しつつも、浮き沈みの激しいこの人生、いつもいつも感謝できるわけもなく、落ち込んだところへ辛子塗り付けられれば(ババアの得意技だし)、「この、くそばばぁ〜、死ねやッ」的な気持ちに陥ることも屢々だが、私とフラメンコを出会わせてくれたそのことだけで、一生分以上の感謝を捧げなければならないと、今日改めて、しみじみと思った。

« 先生の発表会 | トップページ | 君に炎上! »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163837/9347878

この記事へのトラックバック一覧です: カンテの夜:

« 先生の発表会 | トップページ | 君に炎上! »

近著

  • 三国志外伝貂蝉記ー翡翠の翼・上
    まだ書店で手に入りそうな著作です。

リンク

フラメンコ

  • さくら祭り2009
    これまでに経験したステージ・イベントの記録です。
無料ブログはココログ